■ 形の試合は順番に演武し点数で順位を競う得点式か、2名同時演武で優劣を競うフラッグ式で勝者が勝ち進むトーナメント方式で行われます。今はフラッグ式のトーナメント方式が主流です。流派によって形は色々ですが、採点では主に立ち方や運足、技の切れや正確さなどが評価されます。
■ 組手の試合はトーナメント形式で行われます。ノンコンタクト用の防具を装着し、相手に対する突き技や蹴り技が決まったかどうかでポイントを競います。対戦時間は正味1分〜1分半です。寸止め空手ですから、相手に打撃を加えてしまうと反則を取られて失点もしくは反則負けとなってしまいます。近年では打撃は厳しく反則を課すようになりましたので、稽古でも打撃を与えないように厳しく指導しています。ノンコンタクト用防具としては、拳サポーター(手の甲側に装着するクッション)、メンホウ(顔面・頭部保護具)、胴プロテクタ(薄手の腹部保護具)、シンガード(スネや足の保護具)を装着します。中学生以上の男子は金的カップを使用する人もいます。近年では、防具の進化と打撃反則を厳しく取るようになった事から、ケガは滅多にありません。
2022/12/18 更新